うさぎのグルーミングの頻度は？いつから？方法やコツについて

 

 

うさぎのグルーミングはいつからどれくらいの頻度でやれば良いんだろう。

初めてグルーミングをする人にとって、方法やコツは気になりますよね。

グルーミングを嫌がる子もいて、うさぎも飼い主も慣れるにはコツがいります。

グルーミングについてまとめたので、うさぎと仲良くなるきっかけにしましょう。

うさぎのグルーミングとは

うさぎには春夏秋冬の年に4回換毛期がありますが、特に春と秋は毛の量も多く大変。

野生のうさぎは草に引っかかって自然に抜けますが、ペットうさぎは手助けが必要です。

腸に毛が詰まる毛球症は死亡率も高く、健康管理とグルーミングが大切になります。

ブラッシングとの違い

 

 

よく間違えられるのが、グルーミングとブラッシングの違い。

グルーミングにはブラッシングや爪切りなど、体のお手入れ全般を指します。

爪切りを怠ると、伸びた爪がどこかに引っかかって骨折する可能性もあり危険です。

かかとに重心がかかり、足裏に炎症を起こすソアホックの危険もあるので注意しましょう。

この記事では両方に触れていますが、それぞれ専門で書いた記事もあります。

仲良くなる第一歩

 

 

うさぎのグルーミングには、怪我や病気の予防以外にも大切な意味があります。

それは、抱っこや触られることに慣れ、健康チェックや病院通いを楽にすること。

基本的に抱っこや固定が嫌いなうさぎとって、グルーミングは難易度の高いものです。

できるようになった時には、うさぎとの信頼関係が出来上がっているでしょう。

いつから、どれくらいの頻度で？

うさぎのグルーミングは、家に来て1ヶ月程度たったらはじめても大丈夫です。

正確には、新しい家に慣れて、飼い主さんにも興味を持ち始めたらになります。

ケージの外に出しても怯えることなく、飼い主さんにも近寄れるなら始めて良いでしょう。

抱っこから練習を始め、抱っこ自体に暴れないようになって来たら取り掛かります。

ブラッシングの頻度

 

 

ブラッシングの頻度は品種によって必要な最低限回数が決まってきます。

ネザーやロップなどの短毛種なら毎日、最低でも2〜3日に1回は必要です。

アメファジやアンゴラなどの長毛種なら、必ず毎日グルーミングしましょう。

例外として長毛種でもジャージーは2〜3日に1回、ミニレッキスなら週一でも大丈夫。

ただし、どの品種も毎日やってあげるに越したことはなく、こまめに短くが基本です。

爪切りの頻度

 

 

爪切りに関してはどの品種でも変わらず、1〜2ヶ月に1回程度が必要になってきます。

といっても、自分で穴掘りをして削ったりなどで必要な頻度にばらつきがある場合も。

爪をよくみると、中に血管が透けて見えるのがわかるので、よく観察しましょう。

血管の先から5mm以上爪が伸びていれば、爪切りが必要がという目安になります。

グルーミングの方法

では、実際にグルーミングの方法について詳しく見ていきましょう。

ブラッシングと爪切りの方法について書いていますが、同時にやる必要はありません。

それぞれが必要なタイミングで、時間を分けてやったほうがやりやすいです。

ブラッシングの方法

ブラッシングをする場合、まずは必要な用具を揃えましょう。

必要なものは下記の4つです。

グルーミングスプレーは無くても構いませんが、あったほうが断然早くて楽です。

ブラシ3種類を使い分けるのは面倒くさそうですが、使い分けたほうが早いでしょう。

ブラッシングは正しい手順で行えば、非常に早く綺麗に終わります。

楽しようとして手順を飛ばすと、やりづらくなって余計時間がかかるので注意しましょう。

マッサージのやり方やブラシのかけ方は、この記事の上手にやるコツを確認ください。

爪切りの方法

爪切りをする場合にも、まずは必要なものを準備しておくことが大切です。

爪切りに必要なものは下記の3つです。

最悪、ハサミさえあればできますが、簡単に出血するので止血剤は持っておきましょう。

洗濯ネットの網目に爪を差し込むと、余分な毛が引っかかって爪を剥き出しにできます。

もしも爪切りをした後に角が尖っているようなら、うさぎの爪用のヤスリを使います。

全部の爪を一気に切る必要は無いので、難しそうなら1〜2本ずつ切っていきましょう。

止血剤は、出血部分につけて数秒圧迫するだけ。すぐに止まるので安心です。

嫌がる子に上手にやるコツ

大体のやり方はイメージできたと思うので、少し細かい部分も説明していきます。

グルーミングを嫌がる子も多いので、簡単で短くできる方法は重要。

一番大事なことは、無理せず短い時間で終わらせ、嫌がる時は無理しないことです。

完璧を求めない

 

 

爪切りは終わりが見えますが、ブラッシングは終わりが見えずついついやりすぎます。

一発で終わらせようとせず、毎日こまめに短い時間、5〜10分程度で終わらせます。

爪切りも一回で全部切るのはだいぶ慣れてきてから。

ブラッシングや抱っこは無理せず繰り返し行い、好きになってもらうことが重要です。

おやつをあげる

 

 

終わった後にはたくさん名前を呼びながら褒めて、おやつもあげましょう。

我慢したらおやつをもらえると覚えてくれれば、少しずつできる時間も長くなります。

爪切りやブラッシングをやっている間にも、やさしく名前を呼びながら行います。

うさぎが安心感を覚え、暴れる可能性を抑えることができます。

スリッカーブラシの掛け方

 

 

スリッカーブラシは、アンダーコートと呼ばれる根元の毛をブラッシングします。

人差し指と中指で毛を挟んで持ち上げ、根元に当てるようにすると上手くいくでしょう。

最初は毛並みに逆らうように梳かし、最後に毛並みに沿ってやると整います。

力が入りすぎないようにブラシは握らず、箸を持つようにつまんで行いましょう。

ラバーブラシの掛け方

 

 

ラバーブラシはガードヘアと呼ばれる表面の抜け毛を絡め取るブラシです。

力を入れすぎると抜けすぎてしまうので、優しくなでるように前後に動かします。

小さく前後するのでは無く、大きく広範囲をなでるように行うと上手くいきます。

1分もかけないくらいの気持ちで、ささっとやると良いでしょう。

嫌がるところは無理しない

 

 

うさぎがブラッシングを嫌がる場所としてはお腹やお尻になってきます。

最初は背中や脇腹から始め、徐々にお尻、お腹は出来たらいいなくらいで構いません。

回数を重ねるごとに少しずつ慣れてもらえば、そのうちできるようになるでしょう。

嫌がる場合はすぐに諦めて、そこまで出来たことを褒めてあげると慣れるのが早いです。

暴れる場合の終わり方

 

 

最初は必ずと言っていいほどうさぎが嫌がるので、早めに切り上げる必要があります。

この時大事なことは、必ず飼い主さんのペースで終わりを決めること。

うさぎに逃げられるようにして終わると、暴れれば逃げられると覚えてしまいます。

無理は禁物ですが、完全におろし切るまで飼い主さんがうさぎの動きを制御しましょう。

まとめ

うさぎのグルーミングはブラッシングの他に爪切りも含まれます。

しかし、両方を同時にする必要は無く、短い時間で複数回に分けるのがポイント。

家に慣れて、抱っこができるようになったら、少しずつできる範囲を広げていきましょう。

爪切りは1〜2ヶ月に1回程度、ブラッシングはできれば毎日行うと良いです。

1回の時間は5〜10分以内にとどめ、慣れて来たら少しずつ時間も長くしていきます。

嫌がる場合には飼い主さんのペースで早めに終わらし、たくさん褒めてあげましょう。

もっと詳しくブラッシングや爪切りについて知りたい人は、専門の記事もあります。