うさぎは普通の動物病院で診れない？！病院の選びの注意点5つ

 

 

初めてうさぎを動物病院に連れて行く場合、分からないことだらけで不安になりますよね。

しかも、うさぎを診れる動物病院は少なく、どこの動物病院でも良いわけではありません。

うさぎの病院を探す時の注意点を知り、安全な動物病院に連れていきましょう。

この記事では、動物病院を探す時の注意点、連れて行く方法についてまとめました。

うさぎを診れない動物病院も多い

そもそも、うさぎを診れる動物病院はとても少ないことをご存知ですか。

しかも、病院のホームページに「うさぎも診療可能」と書いてあっても油断できません。

まずは理由や背景を把握し、どんな視点で情報を収集して行くべきか知りましょう。

何故うさぎを診れないか

 

 

動物病院の獣医師は、大学で動物医学を学び、動物病院で研修して力をつけます。

しかし、うさぎについての授業は大学で殆どなく、研修で覚えるしかありません。

さらに、研修先でうさぎを取り扱っていない場合、自分で勉強するしかなくなります。

結果的に、うさぎを診れる獣医師の数は、とても少なくなってしまうのです。

うさぎが診療対象でも注意

 

 

病院のホームページに「うさぎも診療可能」と書いてあっても油断はできません。

利益のため、研修先で少しかじった程度で診療可能にしている場合もあるからです。

しかし、うさぎはストレスに弱く、体調の変化も現れにくい上、麻酔も難しい動物。

うさぎに詳しい動物病院や、うさぎ専門の動物病院で診てもらわないと危険です。

最初に知っておきたい3つの病院

最初に知っておきたいのは、動物病院は人の病院のように科が分かれて無いことです。

そのため、外科も内科も全部兼任。しかも、いろんな動物を診ないといけません。

当然、得意・不得意も出てくるので、状況に合わせて病院を使い分けることが大切です。

かかりつけの病院

 

 

うさぎは、人間以上にかかりつけの病院を見つけることが重要になります。

近くの慣れた病院は、うさぎのストレスを軽減し、気軽に通うことができるからです。

体調不良を隠すうさぎにとって、気になった時に気軽に通えることは重要なポイント。

今回の記事では、特にこのかかりつけ医の探し方や選び方について書いています。

専門性の高い病院

 

 

近くにうさぎ専門の病院があるのが一番ですが、うさぎに詳しい病院は少ないのが現実。

しかも、少ないからこそ人気の病院はいつも混んでいて、うさぎにストレスが溜まります。

うさぎに詳しいからと長い時間外出していては、うさぎが余計体調を崩す原因に。

セカンドオピニオンや避妊手術や抜歯など、麻酔が必要な手術の際に使いましょう。

夜間・救急対応の病院

体調不良を隠すうさぎが、飼い主さんから見て明らかに体調がおかしい場合は危険。

特に下記のような状況の場合は、夜中にでも診てもらった方が良いでしょう。

うさぎの体調が悪くなってから探しても遅いので、元気なうちに調べて備えます。

かかりつけの病院が夜間対応していても、万が一に備えて用意しておきましょう。

最短でうさぎの病院を探す方法

では、実際にうさぎを診れる動物病院を探して行きましょう。

うさぎを診れる病院は少ない分、楽な方法を知らないと時間がかかってしまいます。

あっちこっち調べて疲れてしまわないよう、最短ルートで探しましょう。

家から近い3つの病院以外は見ない

 

 

何よりも大切なのはかかりつけの病院を探すこと。

良いかかりつけの病院が見つかれば、専門の病院はかかりつけ医が教えてくれます。

どんな口コミより確かな情報ですし、かかりつけ医で解決することの方が多いです。

まずはうさぎを診れる動物病院3つだけをリスト化し、30分以上かかる所は避けましょう。

動物病院の検索サイトを活用する

うさぎを診れる動物病院は検索サイトを使ってリスト化します。

人気の動物病院の検索サイトは、人気順に下記の3つです。（掲載数は2018年12月時点）

住んでいるエリアを選んで、うさぎで絞り込むだけ。

googleやYahoo!で検索すると、出てこない病院もあるので、検索サイトで探しましょう。

登録されていない動物病院は？

 

 

動物病院や利用者が登録するサイトですので、載ってない動物病院もあります。

しかし、全国の病院数約11,000に対し、掲載数が10,000を超えているサイトも。

一番病院数が少ない鳥取でも、うさぎに詳しい病院はどこも載っていました。

躍起になって調べ尽くすよりも、検索サイトに集中して探した方が早いでしょう。

使う検索サイトは絞った方が良い

どのサイトも載せている病院はほとんど同じなので、複数使う必要はありません。

私は掲載数が多く、ネット予約に対応しているEPARK ペットライフを使っています。

時々キャッシュバックやクーポン発行を行っていたり、お得なことも。（2018年12月時点）

電話番号しか情報が無い病院もありますが、検索しやすく便利なサイトです。

参照：EPARKペットライフ（2018年12月時点）

探す時のチェックポイント5つ

さて、3つに絞り込んだ病院から1つを選ばないといけません。

選ぶ時のポイントを5つにまとめましたので、条件に合うか見てみましょう。

全部に合う病院は稀なので、一番当てはまるものが多いか、自分の好みで選びます。

あくまで先ほどの3つの中から選ぶのが重要。他を見ると迷子になります。

1．施設はきれいで充実しているか

 

 

施設が充実していれば、検査できる範囲や治療できる範囲も広がります。

ただし、かかりつけ医は、必要な時に詳しい病院を紹介してくれるので、無くてもOK。

一番重要なポイントは、病院が清潔かどうかです。

施設が綺麗かどうかだけは外せないので、検索サイトやホームページで確かめましょう。

2．獣医師以外のスタッフの資格

 

 

実際に動物を見るのは獣医師ですが、うさぎの保定などはスタッフが行うこともあります。

診療補助は学生アルバイトでもできるのですが、最近は資格持ちを雇うことも多いです。

動物看護師（AHT）の資格は専門学校で一定期間の研修を受けないと持てません。

検索サイトやホームページにスタッフが載っていたら、確かめてみましょう。

3．うさぎの治療実績

 

 

うさぎは、エキゾチックアニマルと呼ばれる犬猫以外の動物として扱われます。

エキゾチックアニマルを診れる場合、その動物の治療実績を載せていることも多いです。

ホームページに、うさぎやエキゾチックアニマルの欄があれば、内容を確認しましょう。

避妊手術や抜歯など、専門の動物病院を探す場合には、特に重要になります。

4．電話対応は丁寧か

 

 

初めて動物病院を予約する場合、出来ればネットでは無く電話で予約してみましょう。

症状を聞かれるので、こちらも料金の目安など、気になることは聞いてみると良いです。

良い病院はスタッフの教育も行き届いているので、丁寧に受け答えしてくれます。

また、連絡したことが担当者に伝わっているかも重要です。

5．口コミの評価は悪く無いか

 

 

口コミを信用しすぎるのも問題ですが、上手に使えば便利なものです。

良いかどうかは主観なので、点数では無く、内容を確認しましょう。

どんな病気の時に、どんな治療をして、どれくらいの期間で治ったのかをみます。

あまりにも悪い評価が沢山ある場合を除き、リストから除外する必要はありません。

かかりつけ医の選び方5つ

次に、受診した後に通い続けるか決める基準も、病院に行く前に知っておきましょう。

主なポイントは下記の5つ。

事前にどんな基準で病院を見れば良いのか知っておくことで、チェックしやすくなります。

あくまで目安で、病院は相性が大事なので、飼い主さんがOKなら無視しても良いです。

1．話を聞いてくれるか

 

 

うさぎ自身は話せないため、いかに飼い主さんから情報を引き出すかが大事です。

普段の様子や、いつから違和感があるのかなどは、診断する上で重要になってきます。

特に初診は、触診や検査と同じくらい、問診に時間を取ってくれる病院が良いでしょう。

かかりつけ医が聞き上手だと、飼い主さんも些細なことを相談しやすくなります。

2．分かりやすく説明してくれるか

 

 

どんなに話を聞いてくれても、先生の言っていることが理解できないと大変です。

また、情報をちゃんと整理できていないと、人にうまく説明することは出来ません。

自分で勉強しないといけない範囲が多いうさぎは、知識量の差が出やすくなります。

気になることは質問して、わかりやすく教えてもらえるか確認しましょう。

3．治療の選択肢をくれるか

 

 

毎回毎回、選択肢があるほどの病気にはならないと思いますが、とても重要なことです。

10万円で手術するか、治療をやめるかだけ迫られても困りますよね。

この方法は治らないけど痛みを和らげるなど、沢山の選択肢をくれる人が良いでしょう。

そういった先生は、普段から一つ一つ治療を説明しながら進めてくれます。

4．紹介先をたくさん持っているか

 

 

全てを完璧に対応できる先生や病院はいないので、先生のネットワークは大切です。

自分の病院では対応できないと思ったら、その分野に詳しい先生を紹介するのも仕事。

うさぎのことを考え、症状ごとに合わせた病院を紹介できる先生は良い先生です。

聞きづらいと思うので、セカンドオピニオンや夜間病院はどこが良いか聞きましょう。

5．しつけや飼育の相談ができるか

 

 

うさぎにとって、一番長生きする方法は病気にかからないことです。

普段の飼い方やしつけの指導を行い、病気を予防する先生は良い先生が多いでしょう。

治療だけを行い、何度も来てくれた方が、病院としては売り上げが上がります。

そんな中、指導や相談に時間を使ってくれる先生は、口うるさくても大切です。

連れて行く方法や料金など

最後に、よくある疑問や、連れて行き方、料金について知っておきましょう。

どんなに良い病院知っていても、行かなかったり、ストレスになっては意味がありません。

少しでも情報を得て、不安を解消しましょう。

爪切りのために行って良いの？

 

 

病院によっては500円程度や、無料で爪切りを行ってくれる病院もあります。

爪切りは2ヶ月に一回ぐらい必要なので、診てもらうついでにいくのもアリ。

うさぎは体調不良を隠すので早期発見になり、病院に慣れてストレス軽減にもなります。

病院を予約する際に、爪切りも行なっているか確認しておくと確実でしょう。

抱っこができないけど大丈夫？

 

 

抱っこができるに越したことはありませんが、絶対に必要というわけではありません。

飼い主さんが違和感を感じるほどの場合、病気が進行している可能性が高いです。

うさぎの体調がおかしいのであれば、早めに病院を受診しましょう。

抱っこができる方が安全ではあるので、普段から練習しておくことが大切です。

病院に必要なものは？

病院に行く場合、事前に準備しておくものが結構あります。

安全性や診断の精度を上げるのに役立つので、下記のは用意しましょう。

受診履歴は自分で作らないと行けない場合もあれば、病院が作る場合もあります。

いつなんの治療をどのように行い、なんの薬をどれだけ出されたのか記載しましょう。

ストレスの少ない連れて行き方は？

 

 

うさぎを動物病院に連れて行く場合、キャリーバッグやケージごと連れて行きます。

基本はキャリーバッグ、動かすのも危険そうな場合はケージごと連れて行きましょう。

移動は基本的に車かタクシーを使い、温度管理や移動時間に気をつけます。

暑い時は凍らしたペットボトル、寒い時はカイロをタオルに包んで入れましょう。

予約から治療までの流れは？

基本的な流れは人間の場合と変わりません。

主に下記の流れで進みます。

この中でも重要なのは、ちゃんと予約、もしくは連絡を入れてから向かうことです。

待ち時間を短縮し、必要な応急処置があれば説明を受けることができます。

まとめ

うさぎはエキゾチックアニマルに分類され、治療できる動物病院が少ないです。

しかし、遠出はうさぎにストレスなので、検索サイトで近い病院をさがします。

清潔さやスタッフのレベル、口コミなども確認しましょう。

病院を探したら実際に受診し、かかりつけ医にするかどうかチェックします。

話を聞いてわかりやすく説明でき、他の病院を紹介できる獣医師を選びましょう。

受診する際は予約することが大切なので、ネット予約もできるEPARKがおすすめです。

• 動物病院の検索・予約サイト【EPARKペットライフ】