うさぎの性格が悪い？基本的な特徴7つと種類・性別の違い|しつけ方

 

 

うさぎを飼うか迷っている方、飼い始めたばかりの方はうさぎがどんな性格をしているのか、仲良くなれるのか心配ですよね。

うさぎがどんなペットなのか最初に知っておかないと後悔すること、うさぎに嫌われてしまう接し方をしてしまうかもしれません。

逆に飼い主さんの性格と合う子を選んだり、その子にあった適切な接し方ができれば、うさぎと仲良くなるのも簡単でしょう。

この記事ではうさぎの基本的な性格と注意点、種類・性別・去勢後の違い、どのように躾ければ懐いてくれるかをまとめました。

うさぎの基本的な性格

うさぎは基本的にどんな性格をしているのでしょうか。

見た目の通り可愛い、健気で飼い主に従順だと思っていると、うちの子は性格が悪いのかと心配になる程イメージとは違いますのでよく知っておきましょう。

全体的に見ると犬と猫の間ぐらいの性格で、甘えん坊ですが犬ほど賢く従順では無く、猫ほど自由で気ままではありませんがマイペースで言うことを聞きません。

最初は飼い主を怖がる

 

 

うさぎは元々自然界で命を狙われる立場なので、自分の体の何倍もある飼い主さんのことを怖がり、最初はまともに触らせてももらえません。

犬のようにおやつを何回かあげた程度で懐いてくれる可愛い性格ではなく、慎重で臆病な性格をしています。

慣れてくると触ったり抱っこさせてくれるようになりますが、慣れる前に無理に触ろうとすると嫌われて心を開いてくれるのに余計時間がかかるので注意しましょう。

完璧なしつけは無理

 

 

うさぎはある程度トイレやダメなことを覚えてくれますが、完璧に覚えることは出来ません。

トイレを覚えても思わずトイレ以外のところでおしっこをしてしまうこともありますし、ダメだと言われても中々理解するのに時間がかかります。

皆が同じように悩んでいるので対策を打つことも出来ますが、完璧を求めるのではなく、ある程度は仕方ないと広い心で受け止める心も必要になってきます。

気が強い

 

 

意外と知られていないのがうさぎは気が強く、気が立っている時にはケージ内のものに触らせてもらえなかったり、噛んだりパンチを受けることもあるということです。

元々群れで暮らしている動物なので、自分が上だと思った相手の言うことは聞きませんし、わがままをすることもあります。

うさぎが嫌がることをしない、うさぎに怖がられないように信頼関係を築く、わがままには付き合わないようにすれば大丈夫ではありますが注意しましょう。

縄張り意識が強い

 

 

うさぎは縄張り意識が強く、オスの場合はおしっこを飛ばして自分の縄張りをアピールするスプレー行為を行います。

メスの場合もケージ内を触られるのが好きでは無く攻撃的になることもありますので注意が必要です。

うさぎの縄張りはケージ内だけだと明確にする事でうさぎも安心し問題行動も減りますが、去勢しないと治らないこと、去勢しても治らないこともあります。

マイペース

 

 

うさぎはマイペースなので、なんでも飼い主さんの思い通りに動いてくれるわけではありません。

触らせたくない時もあれば、甘えたくて仕方がない時もあり、全然言う通りにしてくれないことばかりです。

それが可愛い所でもあり、だからこそ甘えてくると可愛いのですが、いつでも飼い主さんに付き合ってくれるわけではないことを知っておきましょう。

甘えん坊

 

 

人に懐いたうさぎは甘えん坊で、かまってかまってと悪魔のように甘くアピールしてくることがあります。

鼻でツンツンしてきたり、手の下に頭を潜りこませて撫でろとアピールしてきたり、後ろをついてきたり、飼い主さんの周りを回ったり。

あまりにも可愛いので逃れることは不可能で、どんなに疲れていても相手をして癒されないといけないので覚悟しましょう。

うさぎの種類ごとの性格

うさぎの性格はある程度種類によって傾向があるので、自分の性格に合った品種を選ぶのも一つの手です。

沢山撫でたい人は甘えん坊を、見ているだけでも良いと言う人は元気な子を、忙しいけど癒されたいと言う人は賢くて人懐っこい子を選ぶと良いでしょう。

ここで挙げた子以外にも色々な品種の子がいるので、気になる人はうさぎの人気品種12種類のサイズや性格を徹底比較【短所も】をご覧ください。

元気な子が良い

人懐っこく元気に遊び回ってくれ、見た目も特徴的な可愛い奴らです。

仔うさぎの特徴を大人になっても残す最小のうさぎネザーや、アイバンドが特徴的なドワーフホト、ライオンのようなたてがみを持つライオンなど見ているだけで癒されます。

ただし、ネザーとライオンは臆病な性格で抱っこや外出が嫌いだったり、ドワーフホトは自己主張が強いところもありますので、ベタベタはしなくて良いという人におすすめです。

甘えん坊な子が良い

甘えん坊で我慢強く、沢山撫でたり抱っこさせてくれる子が多いのがロップやアンゴラ種です。

うさぎに甘えられたい、かまって欲しいという人はこのタイプのうさぎを選ぶと良いでしょう。

ただし、耳のチェックやブラッシングの手間もかかる子たちで、かまってあげないと拗ねてしまう子もいるので注意が必要です。

かしこい子が良い

トイレをしっかり覚え、問題行動も少ない、もしくは言えば改善が望める賢い子が多いのがミニレッキスやジャージーウーリーになります。

どちらも触りごごちの良い毛並みを持っていますが、抜け毛が少なくブラッシングの手間もかからないため、忙しい人や初心者も飼いやすいでしょう。

人懐っこく甘え上手な子が良ければミニレッキス、クールで抱っこも得意な我慢強い子が良ければジャージーウーリーを選ぶと相性が良いかと思います。

うさぎの性別ごとの性格

うさぎは性別によってもある程度の性格の偏りがあります。

生後6ヶ月以降の思春期になるとより性格は明確に分かれ、スプレーや偽妊娠などの性別固有の問題行動も出てきます。

避妊手術や去勢手術のことまで考えながら選ぶようにしましょう。

オスの性格

 

 

甘えん坊で飼い主さんにかまってとすり寄ってきますが、一方で縄張り意識が強くスプレーやマウンティングなどの問題行動もみられます。

沢山うさぎとコミュニケーションが取りたい、多少の粗相も愛嬌の内だと笑って済ませれる人はオスの方が向いているでしょう。

去勢手術を行うと性格が丸くなり問題行動が減る可能性もありますが、必ず解決するわけではない点には注意が必要です。

メスの性格

 

 

おとなしく保守的な性格が多いのがメスのうさぎになります。そのため世話もしやすく手がかかりませんが、自分の巣であるケージ内を守ろうと攻撃的になることもあります。

一緒に暮らしているだけ、見ているだけで幸せなので手間のかからない子が良いという忙しい人、仲良く慣れるか心配という初心者におすすめです。

避妊手術をしないと高確率で子宮系の病気にかかり、偽妊娠もしなくなるため避妊手術をすることがほとんどですが、3〜5万円と去勢手術よりも費用がかかります。

うさぎ性格が変わるのは

うさぎは買ってきてから性格が変わる可能性があります。

単純にペットショップでは緊張していて大人しかったけど家に慣れてやんちゃになる場合もありますし、気付かない内に怖がらせて大人しくなる場合もあります。

これらは根本的に性格が変わるわけではありませんが、去勢手術や思春期には性格がガラッと変わることもあるので注意しましょう。

思春期

 

 

生後6ヶ月以降の思春期には自我が芽生え、それまで大人しく言われた通りにしていたのに急に反抗的になったり攻撃的になったりします。

あんなに懐いていたのにとショックを受けるかも知れませんが、飼い主さんが悪いわけではないので、一つ一つ冷静に対応していきましょう。

2歳くらいになると落ち着いてきますし、様々な対応策もあるので、焦らず常に大切にしてあげることがポイントです。

去勢・避妊手術後

 

 

去勢手術や避妊手術を行うと性格が丸くなると言われています。

実際、スプレーやマウンティング、偽妊娠は生殖に関連する行為のため必要無くなり、問題行動が改善される事も多いです。

ただし、手術が遅く癖になっていたりすると問題行動が改善されない場合もあるので、必ず性格が変わるわけではない点に注意しましょう。

うさぎを懐かせるには

うさぎに懐いてもらうには、そのうさぎの事をよく知り、一つ一つ段階を追って焦らず着実にうさぎの信頼を勝ち取っていく必要があります。

懐いてもらえれば自由に撫でさせてもらえるどころか、撫でるよう甘えてくる子や、抱っこはも嫌がらずさせてくれる子もいます。

性格が落ち着く2歳くらいまでは中々思い通りにいかない事の方が多いですが、地道にうさぎの信頼を獲得していきましょう。

うさぎの気持ちを知る

 

 

うさぎと仲良くなるためには、うさぎが何を考え、どんな性格なのかを正確に知ることが大切です。

それが分かればうさぎのやって欲しいこと、欲しくないことが分かり、接し方も変わってきます。

性格診断や懐いてもらう為のステップをまとめた記事や、うさぎの仕草ごとの気持ち解説の記事もまとめているので、一通り頭に入れておきましょう。

うさぎと仲良くなる

 

 

うさぎと仲良くなる上で欠かせないのがおやつとおもちゃです。

おやつを使いながら少しずつうさぎとの距離を縮めていき、おもちゃを使って絆を深めていきましょう。

とはいえおやつは健康に良いものを、おもちゃは怪我の心配が無いものを選ぶ必要があります。

まとめ

うさぎを可愛くて人懐っこい寂しがり屋だと思っているとイメージとのギャップで落ち込んでしまうかもしれません。

うさぎは臆病で気分屋ですが、懐いてくれると甘えてくれたりその子なりの愛情表現をしてくれます。

無理に飼い主さんの理想を押し付けるのではなく、その子の事をよく観察してその子と一緒に楽しめる道を探しましょう。