ペット大学|犬猫うさぎの飼い方や病気

うさぎの小屋の選び方|屋外?屋内?小屋を手作りする方法も

calendar

reload

うさぎの小屋の選び方|屋外?屋内?小屋を手作りする方法も

 

no-img2″> <figcaption class= うさぎ

小屋はどう選べばいいの?

no-img2″> <figcaption class= かえる

飼い方は小屋だけじゃないぞ

 

うさぎを今から飼うけど、小屋はどんなものを選べばいいの?とお困りの方も多いはず。

うさぎを室内で飼う場合には、小屋では無くケージの方がイメージに近いかもしれません。

※その場合は、うさぎのケージの選び方をご覧ください。

ベランダや庭などでうさぎを飼いたいという場合には、この記事が役に立つはずです。

この記事では、うさぎの様々な飼い方、小屋を選ぶ・作る場合のポイントをまとめました。

スポンサーリンク

うさぎの様々な飼い方

うさぎと言えば、学校の小屋のイメージがありますが、家庭では違います。

どの程度の規模で飼うか。屋内で飼うのか、屋外で飼うのか。

うさぎのお家はどんな種類のものにするか。

いくつかの選択肢の中から、飼い主さんにあった組み合わせを選びましょう。

室内で飼う

  • メリット:健康管理が楽なため長生きする
  • デメリット:運動不足になりがち

日本で飼う場合に、一番おすすめの方法が室内飼育です。

うさぎの適温は16〜26度、湿度は40〜60%。春と秋以外、屋外は厳しいでしょう。

そのため、室内ケージで飼育し、サークル内で部屋んぽさせるのが一般的になります。

うさぎの飼育に特化したケージは環境を清潔に保ち、常に目が届くので管理が楽です。

運動不足も、1日1回、30分〜1時間程度ケージから出してあげれば問題ありません。

MEMOうさぎが窮屈でかわいそうと、放し飼いをする人もいますがおすすめしません。

うさぎはなんでもかじってしまうので、とても危険。また、広すぎる縄張りは、逆にうさぎの心配事を増やします。

どうしても嫌な人は、うさぎ専用の遊び場をケージに隣接させ、庭付き一戸建てのようにするのが良いでしょう。

ベランダで飼う

  • メリット:広いスペースを確保できる
  • デメリット:危険も多い

一人暮らしやマンションで、うさぎに広いスペースを作る場合におすすめ。

広さを生かして、小屋とベランダ内を自由に行き来できるよう作成することが多いです。

ただし、落下やカラス・犬猫の危険、温湿度の変化が大きなストレスになるでしょう

体の小さいうさぎにとっては、部屋んぽでも十分な運動量です。

うさぎに長生きしてもらうためにも、室内ケージで飼うことをおすすめします。

屋外で飼う

  • メリット:複数飼育も可能
  • デメリット:危険が多い

複数のうさぎを飼いたいという場合には、屋外で飼うという手もあります。

うさぎ小屋を作って5〜6匹飼うことも可能で、学校のうさぎをイメージすると良いでしょう。

ただし、うさぎは縄張り意識が強いため、基本的には1匹で飼うのがおすすめです。

1匹用の小屋で飼う場合は広さも確保できないので、メリットが無いかもしれません。

うさぎのために学校規模の家を作りたい場合をのぞき、室内で飼う方が良いでしょう。

屋外で飼うときの注意点

注意するうさぎ

では、うさぎをベランダや庭などの屋外で飼う場合、何に注意すればいいのでしょうか。

実は、ベランダと庭で対策の仕方に違いはあるものの、気をつけるべき点は一緒です。

小屋を選ぶ際のポイントにもなってきますので、理由をしっかり理解しましょう。

また、それぞれの注意点ごとに具体的な対策もまとめてあります。

  • うさぎが安心できるように
  • 温湿度を保てるように
  • 犬猫に襲われないように
  • うさぎが怪我しないように

うさぎが安心できるように

必ず小屋やケージの中に、寝床用の巣箱を作ってあげましょう。

ケージや小屋の周りが金網で囲まれているだけだと、直接雨風があたります。

空気も留まらないので気温が一定に保てず、うさぎに大きなストレスがかかるでしょう。

ケージをダンボールや木で覆い、ケージ自体を巣箱にしてしまうのも手です。

外へ自由に出入りできるようにしてあげれば、うさぎの避難場所になります。

温湿度を保てるように

うさぎは暑さや直射日光に弱いので、ベランダや小屋にすだれをかけると良いでしょう。

湿気にも弱く、濡れると良くないので、屋根の下に入れるか屋根をつける必要もあります。

ベランダの手すりに雨除けのボードを貼ると、更に防ぐことができるでしょう。

寝床にはワラや干し草などをたっぷり入れてください。寒い時期には多めにします。

厳寒時や猛暑日や、台風の時には、一時的に屋内へ避難させたほうが良いでしょう。

犬猫に襲われないように

野外で飼育すると、動物に襲われる危険もあります。

市街地でちょっかいを出すのは犬猫カラス達。自然が残る地域ではイタチも天敵です。

外側を頑丈な金網やサークルで加工し、小屋をしっかりした作りにしておきましょう。

小屋の下には足をつけて地面から離すか、高めの台の上にケージを置くようにします。

犬などの襲撃を受けにくくするだけでなく、湿気がこもらなくなるので一石二鳥です。

うさぎが怪我しないように

屋外で飼っていると、ただでさえ普段の様子が見えないので、怪我には注意しましょう。

小屋にスロープがある場合は、落ちないようスロープの片面を壁につけます。

ベランダで飼う場合は、床にマットを引いて滑らないようにすると良いでしょう。

ベランダの手すりに隙間があると落下の原因になります。金網などで塞ぎましょう。

MEMO屋外で飼う場合は、室内以上に病気に注意しましょう。屋外の場合、気温や湿度の変化が激しく、一気に体調を崩す場合があります。

室内で飼う時よりも間近でじっくり見る機会も少ないので、意図的に触れ合う時間を増やしましょう。病気を見逃さないよう触ってチェックし、必要であれば室内に移動させます。

小屋の選び方・作り方

仮)ケージのレイアウト

では、どのように小屋を選べば良いのでしょうか。

室内用のケージを活用する方法もありますが、屋外用の小屋を買うのも手です。

うさぎの小屋を選ぶ際に大事にしたい点は4つです。

  • 床が地面より高く設置されている
  • 金網だけでなく壁や屋根がある
  • 頑丈で耐久性の高い作り
  • 十分な広さが用意されている

おすすめの小屋

実際、ポイントを押さえた小屋にはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。

とはいえ、日本では室内飼育が一般的なので、海外のものを取り寄せるしかありません。

数社しかないので種類は少ないのですが、非常におしゃれなケージが多いです。

同じ会社の別の形・別の大きさのケージも、Amazon、楽天をクリックすると見れます。

ドイツKerbl

シンプルで、比較的値段もお手頃な小屋が多い会社です。

巣箱と遊ぶスペースと、必要最低限は揃っているので、すぐに使えます。

引き出しや、屋根の開封機能など、飼育が楽になる機能が揃っているのも嬉しいところ。

日本のケージは小さいので、中・大型のうさぎを室内で飼うという場合にもオススメです。

アメリカADVANTEK

うさぎブリードの本場である、アメリカのペットブランドです。

おしゃれなだけでなく、とことん飼いやすく作られているのもありがたいところ。

引き出しや、開封できる屋根、複数箇所のドアは、非常に掃除しやすい作りです。

無理な姿勢でうさぎを捕まえたり、掃除をしたりする必要が無いので腰を痛めません。

モミの木を使った頑丈でしっかりとした作りなので、安心して使うことが出来ます。

オランダBEEZTEES

ADVANTEKと似た作りのケージが多いのですが、少し変わった形のケージもあります。

例えば上に紹介したケージは、立方体でどの方向からもうさぎが見れます。

値段的には一番高いブランドになりますが、品質は確かなものです。

ベランダの形に、ADVANTEKケージがどれも合わなかった、という人にオススメでしょう。

INNOVATIONPET

ここで紹介したのは鶏小屋なのですが、多頭飼育のうさぎ小屋としても使えます。

ソリッドウッド(固いしっかりとした木)を使って頑丈に作られているので安心。

屋根部分はアスファルト加工されているので、雨の日も心配ありません。

うさぎ用のもう少し小さいタイプのケージもあるので、見てみると良いでしょう。

うさぎの小屋を手作りする

日曜大工のおじさんたち

屋外用の小屋を手作りする場合には、おすすめの小屋を真似するのが良いでしょう。

抑えるべきポイントも、小屋を選ぶ際のポイントと全く同じ。

ただし、慣れていない人が一から作ると、作りの甘い部分が出て危険です。

市販のうさぎ用のケージを利用し、設置箇所に合わせて改造するのが良いでしょう。

ケージを利用する場合の例

ケージを30cm以上高さのある安定した台の上に乗せて、しっかりと固定します。

ケージの周りや屋根を、木材などを使って補強しましょう。

風が通り抜けるようでは意味がありませんが、空気が全く入れ替わらないのも問題です。

また、屋根は斜めにし、雨や雪が溜まらないように。影が出来るよう、ひさしも用意。

ケージの出口にスロープを設置し、遊び場まで出れるようにしたら完成です。

MEMO遊び場も外敵に襲われないようしっかり保護して下さい。

どこに遊び場を作るのかにもよりますが、ベランダであれば手すり部分の補強、完全に屋外であればイカツイ檻でケージを囲みます。

多頭飼いの場合の小屋

屋外で飼う場合は、小学校のうさぎ小屋に近いものを用意してあげても良いでしょう。

市販のものを利用しても、日曜大工で作っても構いません。

ケージよりもスペースを確保できるので、うさぎの相性が良ければ多頭飼いも可能です。

ただし、オスはあくまで1匹だけ。複数のオスを一緒に飼うと激しく喧嘩します。

グループはオスうさぎ1匹に対してメスうさぎ6〜8匹までが最適です。

メスも順位を争って喧嘩することがあるので、充分注意してください。

小屋の作り

複数飼う場合の小屋は、巨大な分シンプルな作りになることが多いでしょう。

その分強度がしっかりとしたものになるよう、丈夫な金網で囲みます。

穴を掘って脱走しないよう、地面にはコンクリートの槽も必要です。

ただし、水はけが悪くなるため、一定間隔で水抜き用の穴(直径3㎝程)を用意して下さい。

人間が入って世話できるようドアが必要ですが、丁寧に作らないと脱走経路になります。

小屋のレイアウト

忘れてはならないが、それぞれのうさぎ用の巣箱です。

すきま風のつらい冬になる前に、寝床用の巣箱をうさぎの数だけおいてあげましょう。

遊び場にはよしずを張ったり、コンクリートのU字菅をひっくり返して置いておきます。

うさぎが直射日光から身を隠したり、追いかけっこで逃げ込む格好の場となるでしょう。

他にも小屋の中に段差や凹凸を作ったり、様々な環境を作るとうさぎは喜びます。

まとめ

うさぎを飼う場合には、小屋ではなくケージで室内飼育が基本です。

どうしても屋外で飼う場合には、外敵や気候から守れるよう、頑丈な小屋を作りましょう。

日本には屋外用の小屋がほとんどありません。

海外のものであれば、使いやすくしっかりとしたものがあります。

自作する場合にも、参考にすると良いでしょう。