ペット大学|犬猫うさぎの飼い方や病気

うさぎが足を引きずる、浮かせるのは?死ぬ場合も【骨折|脱臼】

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うさぎが足を引きずる、浮かせるのは?死ぬ場合も【骨折|脱臼】

 

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足が動かないよ

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骨折じゃろうな

 

うさぎが足を引きずったり、浮かせたりしていると心配ですよね。

多くの場合が骨折や脱臼によるものなので、早めに病院に行った方が良いでしょう。

病院にいかず症状が悪化すると、足を切断したり、痛みやストレスが原因で最悪死ぬ場合もあります。

この記事では骨折や脱臼の症状や見分け方、治療の流れや方法についてまとめました。

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うさぎの骨折・脱臼

骨

うさぎは後ろ足の骨折や脱臼が犬猫に比べて多いペットです。

うさぎの骨量は体重の約8%と言われますが、それに対して猫は13%。猫と比較してもうさぎの骨は小さくて脆いのです。高齢になるとさらに骨折のしやすさは増加します。

大きなアクションもないままいつの間にか骨折していることもあります。うさぎの行動に目を光らせ、足をかばうなど異変のサインを見逃さないようにしましょう。

足を引きずる、浮かせる

 

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歩き方が不自然な場合は?

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骨折や脱臼の可能性が高いぞ

 

うさぎが特定の足をかばって歩く様子が見られたら、その足が骨折や脱臼をしている可能性が高いです。

足の向きが変で痛そうに引きずったり、地面につけずに持ち上げたまま歩くような症状が見られたら骨折や脱臼を疑いましょう。

この記事に記載した骨折や脱臼の原因を確認し、再発して症状を悪化させないように予防をした上で動物病院の治療を受ける必要があります。

うさぎが動かない

 

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足が全く動かない場合は?

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不自然な姿勢になってないかな

 

脊椎など腰椎骨折をおこした場合は後ろ足が麻痺したり、動くことができなくなってしまう場合があります。一時的にショック状態になってしまうことも。

活動量が低下する高齢のうさぎの場合は日ごろからあまり動かないので、足の不具合になかなか気付きにくいでしょう。

とは言え、よく見れば足をかばっていることに気付くはずです。不自然な歩き方や姿勢に気付けるよう、日ごろから注意して見守るようにしましょう。

その他の症状

 

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普通に歩くこともあるの?

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脱臼の場合は歩けることもあるぞ

 

腰椎骨折の場合、尿を漏らしたり下痢をすることもありますが、その逆に排泄ができなくなってしまうこともあります。

また、骨折ほど多くはありませんが関節を脱臼することもあります。股関節、膝、ヒジ関節などが脱臼しやすいので要注意でしょう。

脱臼の場合、軽症だとほとんど症状が出ないこともありますので、患部がはれたり、触ると痛がるようであれば、脱臼を疑いましょう。

確かめる方法

 

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分かりやすく見分ける方法は?

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うさぎを持ち上げてみるのじゃ

 

先ほど書いた通り、うさぎは膝や股関節が脱臼した状態でも歩ける場合があります。また、不自然な歩き方や姿勢の気はするけど、他の病気ではないか分かりづらいことも。

骨折や脱臼か見分ける場合には、飼い主が座った状態で、前足の付け根(脇?)を両手で持ち上げてそっと揺らしてみましょう。

もし骨折や脱臼をしていれば折れている箇所から下がプラプラと揺れます。悪化する可能性もあるので、あくまでゆっくりと小さく揺らすだけで構いません。

骨折・脱臼の原因

骨折や脱臼を起こしてしまった場合、まずは原因に対して手を打ち、再発して悪化する可能性を減らさないといけません。

骨折や脱臼の主な原因は下記の通りです。

  • 抱っこしているときに落とした、飛び降りた
  • うさぎを無理に押さえつけた、踏んだ、挟んだ
  • 段差につまづいた
  • ケージや床材の隙間に足を挟んでもがいた

基本的には飼い主さんの不注意で起こることが多いのですが、ケージ内や部屋んぽエリアの配置などが原因の場合は、すぐに改善してあげてください。

うさぎは症状が分かりづらく悲鳴もあげないので、飼い主が不在の時に事故が起きると、気づくのが遅れる場合もあります。普段から様子を確認する癖をつけましょう。

骨折・脱臼の予防や対策

 

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予防することはできるの?

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リスクを減らすことは可能じゃ

 

うさぎは簡単に脱臼、骨折してしまいますので、接する時は充分注意してあげてください。

また嫌がるうさぎを無理に抱っこしようとすると暴れてしまい、怪我の元です。立ったまま抱っこをしない、正しい持ち方で抱っこするなどを心がけましょう。

怪我を防ぐため爪切りは定期的に行い、ケージ内や部屋んぽに段差や高く登れる場所、爪が引っかかるものがないか注意することも大切です。

骨折・脱臼の対処と治療法

うさぎが特に痛そうにしていなくても、骨の位置を正しく付け直す必要がある場合が多いので、すぐに病院に連れて行きましょう。

骨折した場所や状態で治療が異なりますが、手術を必要とする場合も多いようです。

  1. レントゲン撮影で骨折の状態を確認
  2. ギブスや包帯で固定する
  3. 狭い空間で行動を制限して安静にさせる
  4. 必要であれば外科手術
  5. 痛み止めや炎症を抑える抗生物質の投与

うさぎは手術方法の選択や、術後の固定が他の動物より難しいと言われており、飼い主本人が治療したり、自然治癒を待つのは危険でしょう。

骨折や脱臼を治療せずに放っておくと、痛みやストレスから食欲不振に繋がったり、最悪足の切断や、死んでしまうこともあります。

脱臼、骨折の恐れがあるときは、早めに動物病院に行き指示を仰いでください。

治療費・手術費用

骨折や脱臼の場合には、外科手術を行うかどうかで費用が大きく変わってきます。

動物病院によって費用は自由に設定できるため、あくまで参考ですが、大体の費用は下記の通りです。

骨折・脱臼の治療費

  • 診察費:1,000〜2,000円前後
  • レントゲン:4,000〜6,000円前後
  • ギブスや包帯等:1,000〜2,000円前後
  • 手術:80,000〜100,000円前後

うさぎは環境に適応できる動物ですので、外科手術を行わないという手もあります。

綺麗に完治しない可能性もあるので、飼い主さんの価値観によるところではありますが、費用面で諦めざるを得ないということが無いようにペット保険も検討しておきましょう。

まとめ

うさぎが足を引きずったり、浮かせて歩いているようであれば骨折や脱臼の可能性があります。

うさぎは非常に骨折しやすい動物であり、心当たりがなくても症状が当てはまるようであれば動物病院で治療を受けるようにしましょう。

放置してしまうと綺麗に完治しない、最悪死ぬ可能性もあるため、早めにいく方が無難です。

また、今回を機にうさぎの病院代が心配になった方、気になる方は、ペット保険についても検討しましょう。

うさぎのペット保険は数が少ないうえに、2~3歳までしか入れないことがほとんどです。

高齢になり病院のお世話になることが増えてから検討しても、入ることができません。

実際にペット保険に入っていなかったうさぎ店長の実体験記事も掲載しています。

気になる方はうさぎにペット保険は必要か?実体験から得たポイント3つもご覧ください。